41号(2024年2月)
《研究論文》
・アジア系の市民適格と「白色者」 ー19世紀末から1952年までーー水谷 憲一 1
《書評》
・紀平英作『奴隷制廃止のアメリカ史』ーー安武 秀岳 29
・Shigeru Akita, ed., American Empire in Global historyーー奧田 俊介 36
・松田武『自発的隷従の日米関係史 : 日米安保と戦後』ーー森口(土屋) 由香 46
・Takahito Moriyama, Empire of Direct Mail : How Conservative Marketing Persuaded Voters and Transformed the Grassrootsーー井上 弘貴 53
・・関西アメリカ史研究会活動報告 59
40号(2023年2月)
《研究論文》
・精神的養子縁組制度再考ーノーマン・カズンズによる世界連邦運動の観点からーー 内輪雅史 1
《書評》
・菅(七戸)美弥『アメリカ・センサスと「人種」をめぐる境界ー個票にみるマイノリティへの調査実態の歴史』
―― 佐藤夏樹 22
・BLM運動隆盛下でブラック・ナショナリズムの意義を再訪する試み
― 荒木圭子『マーカス・ガーヴィーと「想像の帝国」ー国際的人種秩序への挑戦』―― 川島正樹 29
・土屋由香『文化冷戦と科学技術ーアメリカの対外情報プログラムとアジア』―― 大野直樹 39
・石山徳子『「犠牲区域」のアメリカー核開発と先住民族」―― 岩崎佳孝 48
・ジョン・ダワー『戦争の文化 パールハーバー・広島・9.11・イラク』上・下巻 監訳者:三浦陽一
訳者:田代泰子、藤本博、三浦俊章―― 菅英輝 55
・関西アメリカ史研究会活動報告 61
39号(2022年3月)
《研究論文》
・ロックの祭典をひらく―1969年のウッドストックと1960年代世代の記録ーー 森山貴仁 1
・アメリカ新聞・雑誌の沖縄関連報道と軍当局のメディア対応―占領統治下の言論空間に関する一考察ーー 溝口聡 22
《書評》
・ポピュリズム時代に描かれたアメリカ史像
-『シリーズ アメリカ合衆国史」①-④―― 中野博文 39
・Lisandro Pérez, Sugar, Cigars and Revolution: The Making of Cuban New Yorkーー山本航平 54
・関西アメリカ史研究会活動報告 61
38号(2021年1月)
《研究論文》
・第二次世界大戦後アメリカの「教育外交」の終焉ーー 奥田俊介 1
《書評》
・貴堂嘉之『移民国家アメリカの歴史」―― 今野裕子 21
・小檜山ルイ『帝国の福音ルーシィ・ピーボディとアメリカの海外伝道』―― 寺田由美 29
・布施将夫『 近代世界における広義の軍事史―米欧日の教育・交流・政治』―― 坂出健 39
・水野剛也『有刺鉄線内の市民的自由―日系人戦時集合所と言論・報道統制』―― 山倉明弘 47
・関西アメリカ史研究会活動報告 54
37号(2020年1月)
《研究論文》
・世界大戦における知的障害者ーシティズンシップの境界線ー 小野直子 1
《書評》
・遠藤泰生編『近代アメリカの公共圏と市民ーデモクラシーの政治文化史』ーー 遠藤博文 24
・戸田山祐『ブラセロ・プログラムをめぐる米墨関係ー北アメリカのゲストワーカー政策史』ーー 小田悠生 31
・黒崎真『マーティン・ルーサー・キングー非暴力の闘士』ーー 藤永康政 39
・David H. Price, Cold War Anthropology: the CIA, the Pentagon, and the Growth of Dual Use Anthropology. ーー 奥田俊介 50
・関西アメリカ史研究会活動報告 59
36 号 (2019年1月)
《研究論文》
・フランクリン・D・ローズウェルト政権期におけるハーバート・C・フーヴァーとアメリカ外交ーー 山澄亨 1
《書評》
・後藤敦史『忘れられた黒船ーーアメリカ北太平洋戦略と日本開国』ーー 布施将夫 26
・紀平英作『ニュースクールーー20世紀アメリカのしなやかな反骨者たち』ーー 前川真行 36
・廣部泉『人種戦争という寓話ーー黄禍論とアジア主義』ーー 徳永悠 51
・菅英輝『冷戦と「アメリカの世紀」ーーアジアにおける「非公式帝国」の秩序系勢』ーー 小野沢透 58
・Mayako Shimamoto, Henry A. Wallace's Critisism of America's Atomic Monopoly, 1945-1948ーー 藤岡真樹 67
・安井倫子『語られなかったアメリカ市民権運動史ーーアファーマティブ・アクションという切り札』ーー 吉岡宏祐 76
・関西アメリカ史研究会活動報告 84
35 号 (2018年1月)
《研究論文》
・Populismとpopulismーーアメリカ・ポピュリズム研究のアポリアーー 横山良 1
・ブラセロ・プログラムの終焉と米国型ゲストワーカー政策の成立ーー1950年代から60年代中葉の短期移民労働者導入をめぐる政治ーー 戸田山祐 26
《書評》
・岩崎佳孝『アメリカ先住民ネーションの形成』ーー 田中きく代 46
・平体由美・小野直子編『医療化するアメリカーー身体管理の20世紀』ーー 山田史郎 53
・三島武之介『「アメリカの世紀」を興したリーダーたちーーグローバル化に向けた国家改革』ーー 小野沢透 58
・藤岡真樹『アメリカの大学におけるソ連研究の編制過程』ーー 佐々木豊 67
・小野沢透『幻の同盟ーー冷戦初期アメリカの中東政策』-- 青野利彦 76
・関西アメリカ史研究会活動報告 85
34号(2016年11月)
《研究論文》
・テト攻勢における「情報の失敗」の検討―― 大野直樹 1
《書評》
・大西洋世界とアメリカ独立革命ーー 肥後本芳男 28
・和田光弘著『記録と記憶のアメリカ:モノが語る近世』ーー 中山俊 41
・中野博文著『ヘンリ・アダムズとその時代 世界大戦の危機とたたかった人々の絆』ーー 山澄亨 48
・野口久美子著『カリフォルニア先住民の歴史ーー「見えざる民」から「連邦承認部族」へ』ーー 内田綾子 54
・関西アメリカ史研究会活動報告 59
33号(2016年1月)
《研究論文》
●「民主化」されるコミュニティ——20世紀中葉の社会政策とソール・アリンスキー組織化運動の交錯—— 石神圭子 1
《書評》
●岡田泰平著『「恩恵の論理」と植民地——アメリカ植民地期フィリピンの教育とその遺制』中野博文 29
●中野耕太郎著『20世紀アメリカ国民秩序の形成』中野勝郎 37
●三牧聖子著『戦争違法化運動の時代——「危機の20年」のアメリカ国際関係思想』倉科一希 44
●藤本博著『ヴェトナム戦争研究——「アメリカの戦争」の実相と戦争の克服』菅英輝 51
●川島正樹著『アファーマティヴ・アクションの行方』吉岡宏祐 60
●関西アメリカ史研究会活動報告 68
32号(2015年1月)
《研究論文》
●「ハミルトン体制」における製造業政策とテンチ・コックスの構想——アレキサンダー・ハミルトンの構想との一致と相違を中心に—— 田宮晴彦 1
《書評》
●野村達郎著『アメリカ労働民衆の歴史——働く人々の物語』森脇由美子 22
●布施将夫著『補給戦と合衆国』朝立康太郎 33
●大森一輝著『アフリカ系アメリカ人という困難——奴隷解放後の黒人知識人と人種』安井倫子 39
●松原宏之著『虫喰う近代:一九一〇年代社会衛生運動とアメリカの政治文化』日暮美奈子 50
●中野耕太郎著『戦争のるつぼ——第一次世界大戦とアメリカニズム』横山良 58
●関西アメリカ史研究会活動報告 67
●一九五五年の台湾海峡とアメリカ―アイゼンハワー政権の「分断固定化」政策の展開に着目して―吹戸 真実
●1970年代カリフォルニア州におけるエルマンダー・メヒカーナ・ナシオナルの非合法移民支援活動―非合法移民の人権を具体化する運動として― 徳永 悠
●貴堂嘉之著『アメリカ合衆国と中国人移民 ―歴史の中の「移民国家」アメリカ』 佐藤 夏樹
●青野利彦著『「危機の年」の冷戦と同盟 ―ベルリン、キューバ、デタント 1961~63年』 大野 直樹
●カート・ピーラー著、島田真杉監訳『アメリカは戦争をこう記憶する』 杉本 淑彦
第30号(2013年5月)
《巻頭言》
《研究論文》
―セコイア州憲法制定会議(1905)の考察― 岩崎 佳孝
南部プランター階級のヘゲモニーとアメリカのデモクラシー 金井 光太朗
―趣旨説明と討論者コメントを中心に―
第29号(2012年1月)
《論文》
《書評》
-建国から第一次世界大戦まで(アメリカ史のフロンティアI)』
兼子 歩
―20世紀初頭から現代まで(アメリカ史のフロンティアⅡ)』
菅 英輝
John Lauritz Larson, The Market Revolution in America: Liberty, Ambition, and The Eclipse of hte Common Good.
第28号(2010年)
《論文》
●暴力への恐怖-ノースカロライナ州における劇 『クランズマン』への批判とウィルミントン人種暴動 原 恵実子
《書評》
●金井光太朗編 『アメリカの愛国心とアイデンティティ-自由の国の記憶・ジェンダー・人種』 落合 明子
●菅英輝編 『冷戦史の再検討-変容する秩序と冷戦の終焉-』 吹戸 真実
●Márquez, Raquel R. and Romo, Harriett D. eds, Transformation of La Familia on the U.S.-Mexico Border 佐藤 夏樹
《文献紹介》
●有賀夏紀・紀平英作・油井大三郎編 『アメリカ史研究入門』 藤岡 真樹
第27号〈2009年)
《論文》
●保守の「新しい社会運動」-草の根保守主義団体ジョン・バーチ協会と1960年代米国市民社会- 森山 貴仁
《書評》
●川島正樹著 『アメリカ市民権運動の歴史-連鎖する地域闘争と合衆国社会-』 武井 寛
●ニューレフト史学のアメリカニズム
松田武著 『戦後日本におけるアメリカのソフト・パワー 半永久的依存の起源』 中野 博文
●高橋博子著 『封印されたヒロシマ・ナガサキ-米核実験と民間防衛計画』 小野沢 透
●石川敬史著 『アメリカ連邦政府の思想的基礎-ジョンアダムズの中央政府論-』 田宮 晴彦
●紀平英作編著 『アメリカ民主主義の過去と現在-歴史からの問い-』 小林 清一
第26号(2008年)
《論文》
●19世紀ルイジアナの犯罪と刑罰-エドワード・リヴィングストンによる法典編纂運動の挫折がもたらしたもの- 高廣 凡子
●非合法移民問題と「ヒスパニック」コミュニティ~「ヒスパニック」組織LULACのコミュニティの再定義~ 佐藤 夏樹
《書評》
●小林清一著 『アメリカン・ナショナリズムの系譜-統合の見果てぬ夢』 中野耕太郎
●境界に立つ社会史
松本悠子著 『創られるアメリカ国民と「他者」-「アメリカ化」時代のシティズンシップ』 山田 史郎
●アメリカ先住民法政史研究の新観点
水野由美子著 『〈インディアン〉と〈市民〉のはざまで:合衆国南西部における先住社会の再編過程』 宮下 敬志
●人種エスニック編成論の展望
南川文里著 『「日系アメリカ人」の歴史社会学-エスニシティ、人種、ナショナリズム』 水谷 憲一
●アイラ・バーリン著 落合明子、大類久恵、小原豊志訳 『アメリカの奴隷制と黒人-五世代にわたる捕囚の歴史』 原 恵実子
第25号
《論文》
●合衆国における毛皮交易社会について;2大拠点五大湖周辺とセントルイスの相違点 廣瀬 啓子
《書評》
●増井志津代著 『植民地時代アメリカの宗教思想-ピューリタニズムと大西洋世界』 北川 千恵
●藤本茂生著 『子どもたちのフロンティア-独立建国期のアメリカ文化史』 久田由佳子
●アメリカの人種関係史における混交・混血研究の意義
山田史郎著 『世界史リブレット アメリカ史のなかの人種』 岩本 修
●近代世界システムと擬似覇権国家アメリカ
紀平英作・油井大三郎編 『グローバリゼーションと帝国』 杉田 米行
● 国民国家論とコンセンサス学派のあいだ
樋口映美/中條献編 『歴史の中の「アメリカ」-国民化をめぐる語りと創造』 中野 博文
第Ⅱ部 「つくられる『アメリカ人』意識」 落合 明子
第24号(2007年)
《論文》
●越境と「開拓者の精神」-ハワイ生まれ二世・大下角一の事例- 矢部 景子
●チャコ戦争終結後のアメリカの平和機構構想とブエノスアイレス会議開催の経緯 山澄 亨
《書評》
●常松洋著 『ヴィクトリアン・アメリカの社会と政治』 寺田 由美
●高原秀介著 『ウィルソン外交と日本-理想と現実の間、1913-1921』 宮田 昌明
●河内信幸著 『ニューディール体制論-大恐慌下のアメリカ社会』 小林 清一
●川島正樹編 『アメリカニズムと「人種」』 野村 達朗
●常松洋・松本悠子編 『消費とアメリカ社会-消費大国の社会史』 貴堂 嘉之
第23号(2006年)
《論文》
●「一世の歴史」と日系アメリカ人の自画像-日系アメリカ人研究プロジェクトにおけるエスニシティの言説- 南川 文里
●マサチューセッツ工科大学における人文・社会科学部の設置構想-「冷戦的大学」への視座を求めて- 藤岡 真樹
《書評》
●北米における毛皮交易と先住民
下山晃著 『毛皮と皮革の文明史-世界フロンティアと掠奪のシステム』
木村和男著 『毛皮交易が創る世界:ハドソン湾からユーラシアへ』 廣瀬 啓子
●米国労働研究の良書 長沼秀世著 『アメリカの社会運動-CIO史の研究』 篠田 徹
●19世紀アメリカの鉄道、軍事、政治
Robert G. Angevine, The Railroad and the State: War, Politics, and Technology in Nineteenth-Century America 布施 将夫
第22号(2005年)
《論文》
●米国連邦移民法における「帰化不能外国人」の意味-帰化不能外国人入国禁止条項の端緒- 水谷 憲一
《書評》
●Akiko Ochiai, Harvesting Freedom: African American Agrarianism in Civil War Era South Carolina 田中 きく代
●鹿野忠生著 『アメリカによる現代世界経済秩序の形成-貿易背策と実業界の歴史的総合研究』 河崎 信樹
●紀平英作編 『帝国と市民-苦悩するアメリカ民主政』 大津留〈北川)智恵子
●Shelley Sallee, The Whiteness of Child Labor Reform in the New South. 林 瑞婉
第21号(2004年)
《論文》
●ジョン・クラークの信仰と活動-17世紀ロードアイランド植民地の政教分離とバプティスト- 北川 千恵
●洗練文化から見る資本主義社会の成立とアメリカの逆説 金井光太朗
《書評》
●ボストン・ブラーミン上流階級の社会史 川島浩平著 『都市コミュニティと階級・エスニシティ:ボストン・バックベイ地区の形成と変容、1850-1940』 竹田 有
●岡田泰男・須藤功編著 『アメリカ経済史の新潮流』 小林 清一
●今津晃先生年譜・業績目録
第20号(2003年)
《特別寄稿》
●ウィービー史学における民主主義論の展開 横山 良
●民衆ナショナリズムの願いロバート・H・ウィービーのナショナリズム研究 中野耕太郎
《書評》
●植民地時代から19世紀半ばの子どもの歴史
藤本茂生著 『アメリカ史のなかの子ども』 大桃 敏行
●中嶋啓雄著 『モンロー・ドクトリンとアメリカ外交の基盤』 小平 直行
●アメリカ都市政治におけるマシーンとリフォーム
平田美和子著 『アメリカ都市政治の展開-マシーンからリフォームへ』 寺田 由美
●荻野美穂著 『中絶論争とアメリカ社会-身体をめぐる戦争-』 小野 直子
第19号(2002年)
●ロバート・H・ウィービーの「転回」-追悼に代えて- 横山 良
《論文》
●社会政策としての中小企業支援-米国中小企業庁の設立にいたる過程を中心に- 浅野 敬一
《書評》
●和田光弘著 『紫煙と帝国-アメリカ南部タバコ植民地の社会と経済-』 近江 健吉
●清水忠重著 『アメリカ人の黒人奴隷制論-その思想史的展開-』 真下 剛
●19世紀中葉マサチューセッツの移民・政党・救貧
田中きく代著 『南北戦争期の政治文化と移民-エスニシティが語る政党再編成と救貧』 山田 史郎
●17世紀ニューイングランドにおける戦争記憶と自己認識
Jill Lepore, The Name of War: King Philip's War and the Origins of American Identity 北川 千恵
Martha Hodes, White Women, Black Men: Illicit Sex in the 19th-Century South 坂下 史子
第18号(2001年)
《論文》
●アメリカ大量生産職場における移民労働者の雇用と労働-移民フォアマンと民衆世界、1900~1916年- 上野 継義
《書評》
●高橋章著 『アメリカ帝国主義成立史の研究』 中野 聡
●アメリカの多文化主義と多民族体制
油井大三郎・遠藤泰生編 『多文化主義のアメリカ -揺らぐナショナル・アイデンティティー』
五十嵐武士編 『アメリカの多民族体制-「民族」の創出-』 山倉 明弘
●都市と人種
Rhomas J. Sugrue, The Origins of the Urban Crisis: Race and Inequality in Postwar Detroit 大塚 秀之
第17号(2000年)
《論文》
●ポートロイヤル・エクスペリメント再考 -北部白人の再建ビジョンと土地論争- 落合 明子
《Review Article》
●エリック・フォナー 『アメリカの自由の物語』を読む 横山 良
《書評》
●ポスト・モダンにおける初期ニューイングランド史と宗教
大西直樹著 『ニューイングランドの宗教と社会』 肥後本芳男
●アメリカ福祉国家体制の形成にいたる理念と制度の展開
小林清一著 『アメリカ福祉国家体制の形成』 秋元 英一
●信仰と「人種」 -20世紀北部都市のカトリック-
John T. McGreevy, Parish Boundaries: The Catholic Encounter with Race in the Twentieth-Century Urban North 中野耕太郎
第16号(1999年)
《論文》
●ニューディール労資関係の終焉 竹田 有
《書評》
●楠井敏郎著 『アメリカ資本主義の発展構造・Ⅰ、Ⅱ』 近江 健吉
●辻内鏡人著 『アメリカの奴隷制と自由主義』 落合 明子
●中野聡著 『フィリピン独立問題史:独立法問題をめぐる米比関係史の研究(1929-1946年)』 杉山 茂
第15号(1998年)
《論文》
●19世紀前半アメリカ北東部の工業化について 近江 健吉
●20世紀初頭アメリカにおける売春と性 -ニューヨーク市十五人委員会による売春報告書を中心に- 下野 理恵
《書評》
●多文化主義的アメリカ史理解の挑戦
Ronald Takaki, A different Mirror: A History of Multicultural America
(邦訳、ロナルド・タカキ著、富田虎男監訳 『多文化社会アメリカの歴史-別の鏡に映して』) 川島 正樹
●経済史と労働史の対話
森杲著 『アメリカ職人の仕事史 -マス・プロダクションへの軌跡』によせて 安武 秀岳
●二国間関係を越えて -韓米関係における「日本ファクター」-
李鍾元著 『東アジア冷戦と韓米日関係』 石田 博子
第14号(1997年)
《論文》
●1920年代前半における合衆国の社会改革運動 -革新主義政治行動会議(CPPA)を中心に- 中野耕太郎
《書評》
●池本幸三、布留川正博、下山晃著 『近代世界と奴隷制:大西洋システムの中で』 近江 健吉
●野村達朗著 『ユダヤ移民のニューヨーク:移民の生活と労働の世界』 竹田 有
●トルーマン政権の安全保障政策と冷戦
Melvyn P. Leffler, A Preponderance of Power; National Security, the Truman Administration, and the Cold War 小野沢 透
●ニューヨークにおける売春、1790年-1920年
Timothy J. Gilfoyle, City of Eros: New York City, Prostitution, and the Commercialization of Sex, 1790-1920 下野 理恵
第13号(1996年)
《書評》
●前近代からの価値再配分の契機となった独立運動および建国
金井光太朗著 『アメリカにおける公共性・革命・国家-タウン・ミーティングと人民主権との間-』 明石 紀雄
山岸義夫著 『アメリカ膨張主義の展開 マニフェスト・デスティニーと大陸帝国』 富所 隆治
岡田泰男著 『フロンティアと開拓者-アメリカ西漸運動の研究-』 藤本 茂生
●近現代アメリカにおける国家と労働者
Melvyn Dubofsky, The State and Labor in Modern America 中野耕太郎
●産婆の目から見た建国初期のニューイングランド農村社会
Laurel Thatcher Ulrich, A Midwife's Tale: The Life of Matha Ballard, Based on Her Diary, 1785-1812 久田由佳子
《研究紹介》
●「善隣外交」の始まりとその展開 山澄 亨
第12号(1995年)
《論文》
●イラン石油国有化紛争と米英関係 -合衆国の経済的安全保障と大英帝国- 小野沢 透
《書評》
●「ニューディール政治秩序」と「多元的・複合的国家機能論」
紀平英作著 『ニューディール政治秩序の形成過程の研究』 小林 清一
●『南北アメリカの500年』の刊行に啓発されて
はじめに 紀平 英作
第1巻 『「他者」との遭遇』 明石 紀雄
第2巻 『近代化の分かれ道』 池本 幸三
第3巻 『19世紀民衆の世界』 松本 悠子
第4巻 『危機と改革』 山澄 亨
第5巻 『統合と自立』 紀平 英作
●「愛と盗み」-ブラックフェイス・ミンストレル劇とアメリカ労働階級-
Eriot Lott, Love & Theft: Blackface Minstrelsy and the American Working Class 森脇由美子
第11号(1994年)
●戦後秩序のなかの豊かさと消費 -復員兵・自動車労働者・48年選挙- 島田 真杉
●アメリカの第二次世界大戦参戦と国際秩序-近年の研究動向をふりかえって- 山澄 亨
《書評》
●建国の父達と共和主義 -ジェファソンとハミルトン再考
明石紀雄著 『トマス・ジェファソンと「自由帝国」の理念-アメリカ合衆国建国史序説』
中野勝郎著 『アメリカ連邦体制の確立-ハミルトンと共和制』 肥後本芳男
●国家史と労働史の総合
長田豊臣著 『南北戦争と国家』 安武 秀岳
●トランスナショナルな歴史
小檜山ルイ著 『アメリカ婦人宣教師-来日の背景とその影響』 山田 史郎
第10号(1993年)
《研究動向》
●「奴隷制と自由」 -建国初期人種関係史に関する研究動向- 明石 紀雄
●アメリカ革命におけるロイヤリスト研究の進展と問題点 肥後本芳男
《書評》
●19世紀アメリカ農民運動の総合的理解をめざして
小澤健二 『アメリカ農業の形成と農民運動-19世紀後半の中西部を中心として-』 横山 良
●20世紀初頭の経済変化と公政策の展開
Morton Keller, Regulating a New Economy: Public Policy and Economic Change in America, 1900-1903 中野耕太郎
●「Frank Thislethwaite テーゼ」再考による、移民研究の総合と新フレームワークの提唱
Virginia Yans-McLaughlin, ed., Immigration Reconsidered: History, Sociology, and Politics 田中きく代
第9号(1992年)
●ローレンス・グッドウィン『デモクラティック・プロミスは崩壊したか? -ポピュリズム研究の現段階と今後の課題 横山 良
《書評》
●奴隷制反対運動をとおしてのアメリカ史解釈
山本幹雄著 『異端の説教師ギャリソン』 清水 忠重
●大恐慌と寡占体制、財政と国家機能
土生芳人著 『大恐慌とニューディール財政』 小林 清一
●新世界システム形成におけるアメリカのドイツ占領政策
真鍋俊二著 『アメリカのドイツ占領政策』 杉田 米行
●再建史研究の総合
Eric Foner, Reconstruction: America's Unfinished Revolution 長田 豊臣
第8号(1991年)
●アメリカにおける子供史研究の動向 -植民地時代から19世紀初頭まで 藤本 茂生
《書評》
●17・8世紀アメリカ史と「近代化」論
小野路功著 『夢大陸アメリカ?-近代生成の社会史』 和田 光弘
●外交政策の要因としての歴史観 -ヘンリー・A・キッシンジャーの思想とアメリカ外交
Gregory D. Cleva, Henry Kissinger and the American Approach to Foreign Policy 大津留智恵子
《文献紹介》
●ルイス・ハインのアメリカ労働者像 山田 史郎
第7号(1990年)
《研究ノート》
●ペリー・ミラー後25年 -ピューリタンにおけるマンタリテの回復 大下 尚一
《書評》
●連邦共和体制への道程 -権力均衡・連邦体制・民主主義
有賀貞著 『アメリカ革命』 池本 幸三
●社会史的アメリカ女権運動史の新しい解釈 -「女性の領域」をバネにした新たなる発展
有賀夏紀著 『アメリカ・フェミニズムの社会史』 児玉佳與子
●19世紀後半の移りゆく西部社会史像の一構成
岡田泰男著 『アメリカの夢 アウトローの荒野』 江川 良一
●メソジスト牧師による女工殺害事件裁判(1832-1833年) -アメリカ初期工業化の社会史
David Richard Kasserman, Fall River Outrage 岩崎 智
第6号(1989年)
《研究ノート》
●ロバート H. ウィービのアメリカ史 志邨 晃佑
《書評》
●池本幸三著 『近代奴隷制社会の史的展開 -チェサピーク湾 ヴァジニア植民地を中心として』 富田 虎男
●油井大三郎著 『戦後世界秩序の形成 -アメリカ資本主義と東地中海地域 1944-1947-』 高橋 章
●John Bodnar, The Transplanted: A History of Immigrants in Urban America 松本 悠子
●ノーマン・ポラックのポピュリズム思想像をめぐって
-Norman pollack, The Just Policy: Populism, Law, and Human Welfare 横山 良
第5号(1988年)
《研究ノート》
●ニューディール国家像の模索 -「コーポリット・リベラリズム」論に対する歴史社会学者スコッポルの批判をめぐって- 島田 真杉
《書評》
●Theresa A. Sinleton (ed.), The Archaeology of Slavery and Plantation Life 西出 敬一
●Ira L. Mandelker, Religion, Society, and Utopia in Nineteenth-Century America 藤本 茂生
●Irving Bernstein, A Caring Society: the New Deal, the Worker, and the Great Depression 小林 清一
第4号(1987年)
《研究動向》
●エドワード・ペッセンと労働者の世界 安武 秀岳
《書評》
●五十嵐武士著 『アメリカの建国-その栄光と試練-』 明石 紀雄
●山口房司著 『南北戦争研究』 三浦 進
●Carol Ruth Berkin and Mary Beth Norton, Women of America: A History 児玉佳与子
●David W. Galenson, White Servitude in Colonial America: An Economic Analysis 近江 健吉
●Eric Foner, Nothing But Freedom 戸澤 健次
第3号(1986年)
《研究動向》
●アメリカ史における飲酒行為と禁酒運動 常松 洋
《研究ノート》
●アメリカ現代史とエンジニア 紀平 英作
《書評》
●Lawrence J. Friedman, Gregarious Saints: Self and Community in American Abolitionism, 1830-1870 真下 剛
●Michael B. Katz, Poverty and Policy in American History 山田 史郎
●富所隆治著 『テキサス併合史』 山岸 義夫
●山本幹雄著 『リンカーン-風化の像』 西川 進
第2号(1985年)
《研究動向》
●革新主義時代における労働者階級と政治 -研究動向の紹介-― 野村 達朗
●William A. Williams論 -そのWeltanschauungを中心に-ー小出 晃久
《書評》
●Stephen Steinberg, The Ethnic Myth: Race, Ethnicity, and Class in America――松本 悠子
●三崎敬之著 『マサチュセッツ湾植民地公民の研究』――茨木 慶三
●富田虎男著 『アメリカ・インディアンの歴史』
W.T.ヘーガン著(西村頼男・野田研一・島川雅史訳) 『アメリカ・インディアン史』――高橋 章
●ハワード・ジン著(猿谷要監修 富田虎男・平野孝・油井大三郎訳) 『民衆のアメリカ史』(上)〈中)(下)――安武 秀岳
創刊号(1984年)
《研究動向》
●ウッドワードの世界の再検討―長田 豊臣
《書評》
●T.H. Breen, Puritans and Adventurers: Change and Persistence in Early America――大下 尚一
●Susan E. Hirsh, Roots of the American Working Class: The Industrialization of Crafts in Newark, 1800-1860 ――武田 有
●阿部斉・有賀弘・本間長世・五十嵐武士編 『アメリカ独立革命-伝統の形成』―― 池本 幸三
●阿部斉・有賀弘・本間長世・五十嵐武士編 『世紀転換期のアメリカ-伝統と革新』――志邨 晃佑
●関西アメリカ史研究会編著 『アメリカの歴史-統合を求めて-』(上)―― 富田 虎男
●関西アメリカ史研究会編著 『アメリカの歴史-統合を求めて-』(下)―― 新川健三郎